NISAのメリット・デメリットとは?初心者向けに注意点までわかりやすく解説

NISAのメリット・デメリットとは?初心者向けに注意点までわかりやすく解説
「NISAはお得って聞くけど、
本当にメリットばかりなの?」
「損することはないの?」
「始める前に、
デメリットも知っておきたい。」
NISAは、
投資による利益を
一定の条件で非課税にできる
制度です。
ただし、
非課税というメリットだけを見て
始めるのはおすすめできません。
NISAを使っても、
投資した商品の価格が下がれば、
損失が出る可能性があります。
また、
NISA口座で出た損失は、
課税口座の利益と
損益通算できません。
この記事の結論
NISAには、
投資利益を一定の条件で
非課税にできるメリットがあります。
一方で、
元本保証ではなく、
損失が出る可能性もあります。
メリットだけではなく、
デメリットや注意点まで理解して、
自分に合うか判断することが大切です。
この記事では、
- NISAの主なメリット
- NISAのデメリット
- 初心者が注意したいポイント
- NISAが向いている人
- 急いで始めなくてもいい人
を順番に解説します。
NISAそのものの仕組みが
まだよく分からない方は、
先にこちらの記事を
確認してみてください。

NISAのメリット・デメリットを先に整理
NISAには、
税制上のメリットがあります。
しかし、
NISAを使えば
投資のリスクまで
なくなるわけではありません。
まずは、
メリットとデメリットを
簡単に整理してみましょう。
NISAのメリット
✓ 投資利益を
一定の条件で非課税にできる
✓ 非課税保有期間が無期限
✓ 2つの投資枠を併用できる
✓ 売却後に総枠を再利用できる
✓ 長期的な資産形成に
活用しやすい
NISAのデメリット・注意点
✓ 元本保証ではない
✓ 損失が出る可能性がある
✓ 損益通算できない
✓ 損失の繰越控除ができない
✓ 商品選びは自分で考える必要がある
ここで重要なのは、
NISAのメリットと、
投資商品のリスクは別
ということです。
NISAは、
税金の扱いを優遇する制度です。
商品の価格が上がることを
保証する制度ではありません。
そのため、
「NISAだから安心」
ではなく、
制度と商品を分けて
考える必要があります。
NISAの主な5つのメリット
ここからは、
NISAの主なメリットを
5つに分けて見ていきます。
NISAの5つのメリット
① 投資利益が非課税になる
② 非課税保有期間が無期限
③ 2つの投資枠を併用できる
④ 売却後に総枠を再利用できる
⑤ 長期的な資産形成に活用しやすい

① 投資による利益が一定の条件で非課税になる
NISAの大きなメリットは、
投資によって得た利益を
一定の条件で
非課税にできることです。
通常、
株式や投資信託などから
売却益や配当・分配金を得ると、
税金がかかります。
金融庁によると、
通常はこうした利益に
20.315%の税率が
かかります。
NISA口座で、
制度の対象となる商品へ投資し、
利益が出た場合は、
その利益を
非課税にできます。
たとえば、
投資によって利益が出ても、
税金によって利益の一部が
減りにくくなります。
ただし、
非課税になるのは
利益が出た場合です。
投資そのものに
利益が保証されるわけではありません。
② 非課税保有期間が無期限
2024年からのNISAでは、
非課税保有期間が
無期限になっています。
そのため、
「非課税期間が終わるから」
という理由だけで、
一定期間内に売却する必要はありません。
自分の投資目的や
生活状況に合わせて、
長期的に保有しやすい
制度になっています。
ただし、
長く保有すれば
必ず利益が出るわけではありません。
保有する商品の
価格変動リスクは残ります。
③ つみたて投資枠と成長投資枠を併用できる
現在のNISAには、
つみたて投資枠と
成長投資枠
があります。
2つの枠は、
同じ年に併用できます。
2026年9月9日時点では、
つみたて投資枠は
年間120万円までです。
成長投資枠は、
年間240万円までです。
併用した場合、
年間で最大360万円まで
投資できます。
ただし、
上限まで使うことが
目的ではありません。
自分が無理なく投資できる金額
を優先しましょう。
④ 売却後に非課税保有限度額を再利用できる
NISAでは、
非課税保有限度額が
合計1,800万円あります。
このうち、
成長投資枠で利用できるのは
1,200万円までです。
保有している商品を売却すると、
売却した商品の購入時の金額分が、
翌年以降に
再利用できます。
そのため、
一度使った総枠が
永久に減ったままになる
仕組みではありません。
ただし、
売却した分が
その年の年間投資枠に
上乗せされるわけではありません。
⑤ 長期的な資産形成に活用しやすい
NISAは、
長期的な資産形成を
考えるときに
活用しやすい制度です。
特に、
つみたて投資枠では、
長期・積立・分散投資に
適した一定の投資信託などが
対象になっています。
非課税保有期間も
無期限です。
そのため、
毎月の生活に無理のない範囲で、
長期的な資産形成を
考えやすくなっています。
ただし、
資産形成は
NISAを使うこと自体が
目的ではありません。
生活費や貯金、
今後必要になるお金を確認して、
余裕資金から考えることが大切です。
貯金と投資のどちらを
優先するか迷う場合は、
こちらの記事も
参考にしてください。
ここまで見ると、
NISAには多くのメリットが
あるように見えます。
しかし、
投資である以上、
注意点もあります。
次は、
NISAのデメリットと、
初心者が特に注意したいポイント
を確認していきます。
NISAの5つのデメリット・注意点
NISAには、
投資利益を非課税にできるなど、
大きなメリットがあります。
一方で、
始める前に知っておきたい
注意点もあります。
特に初心者が
確認しておきたいのは、
次の5つです。
NISAの5つのデメリット・注意点
① 元本保証ではない
② 損失が出る可能性がある
③ 損益通算できない
④ 損失の繰越控除ができない
⑤ 商品選びは自分で考える必要がある

① NISAは元本保証ではない
まず知っておきたいのは、
NISAは元本保証ではない
ということです。
NISAは、
投資による利益を
一定の条件で非課税にする
制度です。
投資したお金そのものを
守ってくれる制度ではありません。
たとえば、
100万円で購入した商品が
値下がりすれば、
100万円を下回ることもあります。
金融庁も、
株式や投資信託などには
元本割れのおそれがある
と案内しています。
そのため、
「NISAだから安全」
と考えないことが大切です。
② 損失が出る可能性がある
NISAで購入するのは、
投資信託や株式などの
投資商品です。
商品の価格は、
市場の状況などによって
上がったり下がったりします。
購入した価格より
値下がりした状態で売却すれば、
損失が確定することもあります。
つまり、
非課税というメリットは、
利益が出たときの税金
に関するものです。
値下がりそのものを
防ぐ効果はありません。
NISAの非課税メリットと、
投資商品の値動きは別です。
NISAを利用しても、
投資リスクがなくなるわけでは
ありません。
③ NISA口座の損失は損益通算できない
NISAでは、
利益が出た場合に
非課税になる一方で、
損失が出たときには
注意が必要です。
NISA口座で生じた損失は、
税務上、
ないものとして扱われます。
そのため、
NISA口座の損失を、
特定口座や一般口座などの
課税口座で得た利益と
損益通算することはできません。
たとえば、
課税口座では利益が出て、
NISA口座では損失が出た場合でも、
その2つを相殺して
税金を計算することはできません。
これは、
NISAを利用する前に
知っておきたいポイントです。
④ NISA口座の損失は繰越控除できない
課税口座の上場株式等で
一定の損失が生じた場合には、
要件を満たせば、
翌年以降へ損失を
繰り越せる場合があります。
しかし、
NISA口座で生じた損失は、
繰越控除の対象にはなりません。
NISAは、
利益が出たときに
非課税になる一方で、
損失が出たときの税制上の扱いも
課税口座とは異なります。
「利益が非課税」だけでなく、
損失の扱いも違う
と覚えておきましょう。
⑤ 商品選びは自分で考える必要がある
NISA口座を作っただけでは、
何に投資するかは決まりません。
自分で、
投資する商品を
選ぶ必要があります。
つみたて投資枠では、
一定の基準を満たした
投資信託などが
対象になっています。
成長投資枠では、
一定の上場株式や
投資信託などが対象です。
ただし、
NISA対象商品だからといって、
どの商品でも
同じではありません。
商品によって、
- 投資する対象
- 値動きの大きさ
- リスク
- 手数料や信託報酬などの費用
が異なります。
そのため、
ランキングやSNSだけで
決めるのではなく、
商品の中身を理解してから
選ぶことが大切です。
NISAで何を買うかについては、
今後の記事で
詳しく解説します。
「NISAなら安心」とは限らない
NISAについて調べていると、
「非課税だからお得」
という情報をよく見かけます。
たしかに、
非課税はNISAの
大きなメリットです。
ただし、
非課税=安全
ではありません。
ここを混同すると、
自分に合わない金額や商品へ
投資してしまう可能性があります。
制度と投資商品のリスクは分けて考える
NISAは、
税制上の制度です。
一方で、
NISA口座の中で購入するのは、
投資信託や株式などの
投資商品です。
つまり、
次の2つは
分けて考える必要があります。
制度と商品を分けて考える
NISA
→ 投資利益の税金を
一定条件で非課税にする制度
投資信託・株式など
→ 値動きがあり、
損失が出ることもある商品
NISAの制度が
優れているかどうかと、
購入した商品が
値上がりするかどうかは
別の話です。
NISA対象商品でも値下がりする
つみたて投資枠では、
金融庁の基準を満たした
一定の投資信託などが
対象になっています。
ただし、
基準を満たしていることは、
元本保証を意味しません。
投資先の市場が下落すれば、
商品の価格が
下がることもあります。
金融庁も、
資産形成では
ライフプランや資金ニーズ、
リスク許容度などを
考えることが重要だとしています。
そのため、
「対象商品だから安心」
ではなく、
自分がどの程度の値下がりを
受け入れられるのかも
考えましょう。
非課税メリットだけで判断しない
NISAの年間投資枠を見ると、
できるだけ多く投資した方が
得に感じるかもしれません。
しかし、
投資枠は
使い切るための目標ではありません。
まず優先したいのは、
- 毎月の生活費
- 急な支出への備え
- 近いうちに必要なお金
- 現在の貯金
です。
これらを確認したうえで、
すぐ使う予定のない
余裕資金から
投資額を考えます。
金融庁も、
NISAの活用にあたっては、
ライフプランや資金ニーズを踏まえ、
必要な資産形成を考えることが
重要だとしています。
「NISAを使えるか」ではなく、
「今の自分が投資できる状態か」
を先に確認しましょう。
非課税メリットがあっても、
生活を圧迫してまで
投資する必要はありません。
投資する金額を
どう決めればよいか迷う方は、
こちらの記事も
参考にしてください。
また、
副業収入をNISAなどの
投資へ回したい場合も、
税金や経費、貯金を
先に確認することが大切です。
ここまでで、
NISAの主なデメリットと
「NISAなら安心」とは限らない理由を
確認しました。
次は、
NISAが向いている人と、
急いで始めなくてもいい人
を具体的に見ていきます。
NISAが向いている人
NISAには、
非課税というメリットがあります。
ただし、
すべての人が
同じタイミングで
始める必要はありません。
まずは、
自分の生活やお金の状況に
合っているかを確認しましょう。
NISAを検討しやすいのは、
次のような人です。
NISAが向いている人
① 長期的な資産形成を
考えている
② 生活費や貯金を
確保できている
③ 余裕資金がある
④ 投資リスクを
理解できる
⑤ 無理なく続けられる

① 長期的な資産形成を考えている人
NISAは、
長期的な資産形成を
考えている人にとって、
活用を検討しやすい制度です。
2024年からのNISAでは、
非課税保有期間が
無期限になっています。
そのため、
短期間で売買することだけを
考えるのではなく、
将来に向けて
資産形成を続けることもできます。
たとえば、
老後資金や
将来必要になるお金など、
長い時間をかけて
準備したい場合です。
ただし、
長期投資だからといって、
必ず利益が出るわけではありません。
商品の値動きや
元本割れの可能性は
理解しておきましょう。
② 生活費や貯金を確保できている人
NISAを始める前に、
確認しておきたいのが
生活に必要なお金です。
毎月の生活費や、
急な支出への備えが
不足している状態で、
投資を優先する必要はありません。
まずは、
- 毎月の生活費
- 現在の貯金
- 近いうちに必要なお金
を確認します。
そのうえで、
投資に回しても
生活に影響しないお金があるかを
考えましょう。
貯金と投資の順番に迷う方は、
こちらの記事も
参考にしてください。
③ 余裕資金がある人
NISAで投資するお金は、
基本的に
すぐ使う予定のないお金
から考えます。
投資した商品は、
必要なタイミングで
値下がりしていることがあります。
そのため、
来月使う生活費や、
近いうちに必要な支出まで
投資に回さないようにしましょう。
余裕資金があれば、
無理のない範囲で
投資額を考えやすくなります。
④ 投資リスクを理解できる人
NISAでは、
利益が非課税になる一方で、
投資商品の値動きは
そのまま残ります。
つまり、
値上がりすることもあれば、
値下がりすることもあります。
そのため、
「NISAなら損しない」
と考えず、
元本割れの可能性を
理解する必要があります。
リスクを理解したうえで、
自分が受け入れられる範囲の
金額を決めることが大切です。
⑤ 無理なく続けられる人
NISAでは、
年間投資枠があります。
ただし、
その上限まで
投資する必要はありません。
大切なのは、
生活に無理のない金額で
続けられること
です。
収入や生活費が変わったら、
投資額を見直しても構いません。
最初から大きな金額を
設定するのではなく、
自分に合う金額を
考えていきましょう。
NISAを急いで始めなくてもいい人
NISAは、
資産形成に活用できる制度です。
一方で、
「使える制度だから」
という理由だけで、
急いで始める必要はありません。
次のような状態であれば、
まず生活やお金の準備を
優先する方法もあります。
NISAを急いで始めなくてもいい人
① 生活費に余裕がない
② 貯金が少ない
③ 近いうちに
大きな支出予定がある
④ 元本割れを
受け入れられない
⑤ 商品の内容を
まだ理解できていない

① 生活費に余裕がない人
毎月の収支が厳しく、
生活費に余裕がない場合は、
投資を急ぐ必要はありません。
投資より先に、
家計を確認して、
毎月の収支を整えることが
優先になる場合があります。
NISAは、
生活を苦しくしてまで
利用する制度ではありません。
② 貯金が少ない人
貯金が少ない状態では、
急な出費が発生したときに
対応しにくくなります。
投資した商品を
必要なタイミングで売却すると、
値下がりしている可能性もあります。
そのため、
まずはすぐ使えるお金を
確保することも大切です。
貯金が少ない場合は、
NISAより先に
貯金を増やす判断もあります。
③ 近いうちに大きな支出予定がある人
近いうちに、
まとまった支出が
予定されている場合も
注意が必要です。
たとえば、
- 引っ越し
- 住宅関連の支出
- 自動車関連の支出
- 教育費
- 家電の買い替え
などです。
こうしたお金まで
NISAで投資すると、
必要なときに
取り崩すことになるかもしれません。
使う予定があるお金は、
投資とは分けておきましょう。
④ 元本割れを受け入れられない人
NISAを利用しても、
元本保証はありません。
投資した100万円が、
一時的に90万円や
それ以下になる可能性もあります。
こうした値下がりを
どうしても受け入れられない場合は、
投資を急がない判断もあります。
自分がどの程度の値動きを
受け入れられるのかを、
始める前に考えましょう。
⑤ 商品の内容をまだ理解できていない人
NISAを利用するには、
制度だけでなく、
購入する商品の理解も必要です。
たとえば、
投資信託を選ぶ場合でも、
商品ごとに
投資対象や費用が異なります。
内容がよく分からないまま、
ランキングやSNSだけを見て
購入する必要はありません。
理解できないものには
無理に投資しない
ことも大切です。
NISAを始める前の5つの判断基準
NISAを始めるか迷ったら、
メリット・デメリットだけでなく、
自分自身の状況も
確認してみましょう。
初心者の場合は、
次の5つに分けると
判断しやすくなります。
NISAを始める前の5つの判断基準
① 何のために投資する?
② いくら投資できる?
③ いつ使うお金?
④ どこまでリスクを受け入れられる?
⑤ 商品を理解できている?

① 何のために投資する?
最初に確認したいのは、
投資する目的です。
ただ何となく、
「NISAが流行っているから」
という理由だけでは、
商品や金額を決めにくくなります。
たとえば、
将来の資産形成なのか、
老後に向けた準備なのかで、
考え方は変わります。
まずは、
なぜ投資するのかを
自分なりに整理しましょう。
② いくら投資できる?
次に、
無理なく投資できる金額を
確認します。
NISAの年間投資枠を
基準にするのではなく、
自分の生活を基準にします。
毎月の生活費や
現在の貯金、
今後必要なお金を確認して、
余裕資金から考えましょう。
具体的な金額の決め方は、
こちらの記事で
詳しく解説しています。
③ いつ使うお金?
投資する予定のお金を、
いつ使う可能性があるのかも
確認しましょう。
近いうちに使うお金と、
長期間使う予定のないお金では、
考え方が異なります。
必要になる時期が近いお金は、
価格変動のある商品へ
無理に投資しない方が
よい場合があります。
④ どこまでリスクを受け入れられる?
投資では、
資産額が一時的に
減ることがあります。
そのときに、
どの程度までなら
生活や気持ちに影響しないかを
考えてみましょう。
値下がりが不安だからといって、
無理に投資額を増やす必要はありません。
自分が受け入れられる範囲に
抑えることが大切です。
⑤ 商品を理解できている?
最後に確認したいのが、
購入する商品の内容です。
少なくとも、
- 何に投資している商品か
- どのようなリスクがあるか
- どのような費用がかかるか
- どのような値動きがあり得るか
を確認しましょう。
分からない言葉が多い場合は、
すぐ購入せず、
先に調べることもできます。
NISAを始める判断では、
「非課税だから得か」
だけを見るのではなく、
目的・金額・期間・リスク・商品
を合わせて確認しましょう。
NISAそのものの仕組みを
もう一度確認したい方は、
こちらの記事も
参考にしてください。
ここまでで、
NISAが向いている人と、
急いで始めなくてもいい人、
始める前の判断基準を
確認しました。
次は、
NISAのメリット・デメリットに関する
よくある疑問を、
Q&A形式で整理します。
NISAのメリット・デメリットに関するよくある質問
最後に、
NISAのメリット・デメリットについて
初心者が迷いやすい疑問を
Q&A形式でまとめます。
Q1. NISAの一番大きなメリットは?
NISAの大きなメリットは、
対象となる投資で得た利益を
一定の条件で非課税にできること
です。
通常の課税口座では、
上場株式や投資信託などの
売却益や配当・分配金に
税金がかかる場合があります。
NISA口座では、
制度の対象となる範囲で、
こうした利益を
非課税にできます。
ただし、
非課税だからといって
利益が保証されるわけではありません。
Q2. NISAの一番大きなデメリットは?
初心者が特に理解しておきたいのは、
元本保証ではないこと
です。
NISAは、
税金の扱いを優遇する制度です。
購入する投資信託や株式などの
値動きをなくす制度ではありません。
商品の価格が下がれば、
購入した金額より
資産額が減る可能性があります。
Q3. NISAで損したらどうなる?
NISA口座で保有する商品を
値下がりした状態で売却すると、
損失が確定することがあります。
さらに、
NISA口座で発生した損失は、
税務上は
なかったものとみなされます。
そのため、
課税口座で得た利益との
損益通算には使えません。
損失を翌年以降へ
繰り越すこともできません。
Q4. NISAの損失は損益通算できる?
できません。
NISA口座で生じた損失を、
特定口座や一般口座で得た
上場株式等の利益などと
損益通算することはできません。
これは、
NISAの利益が非課税になる一方で、
損失も税務上
ないものとして扱われるためです。
NISAは、
利益が出たときの税制メリットだけでなく、
損失が出たときの扱いも
課税口座と異なります。
Q5. NISAはやめたほうがいい?
一律に、
「やめたほうがいい」
とは言えません。
NISAが合うかどうかは、
生活状況や貯金、
投資する目的、
リスクの考え方によって
変わります。
たとえば、
生活費に余裕がなく、
近いうちに必要なお金まで
投資しなければならない状態なら、
急いで始めない判断もあります。
反対に、
生活費や貯金を確保し、
余裕資金で長期的な資産形成を
考えている場合は、
利用を検討できます。
Q6. NISAは元本保証?
元本保証ではありません。
NISA口座で購入するのは、
投資信託や株式などの
投資商品です。
市場の動きによって、
価格が下がることがあります。
そのため、
投資した金額を下回る
可能性もあります。
NISA=安全な貯金
ではありません。
Q7. NISAは初心者にも向いている?
NISAは、
初心者でも利用できる制度です。
ただし、
初心者だから必ず
利用した方がよいわけではありません。
まず、
NISAの仕組みや
投資商品のリスクを理解します。
そのうえで、
生活費や貯金、
余裕資金を確認してから
始めるか判断しましょう。
NISAそのものの基本は、
こちらの記事で
詳しく解説しています。
Q8. NISAを始める前に何を確認すればいい?
少なくとも、
次の5つを確認しておきましょう。
- 何のために投資するのか
- いくら投資できるのか
- いつ使う予定のお金なのか
- どこまでリスクを受け入れられるのか
- 購入する商品を理解できているか
制度のメリットだけでなく、
自分のお金の状況を
確認することが大切です。
NISAを始める前のチェックリスト
NISAを始めるか迷っている方は、
次の項目を
一度確認してみましょう。
NISA開始前チェックリスト
✓ NISAが税制上の制度だと
理解している
✓ 元本保証ではないと
理解している
✓ 損失が出る可能性を
理解している
✓ NISAの損失は
損益通算できないと知っている
✓ 損失の繰越控除が
できないと知っている
✓ 毎月の生活費を
把握している
✓ 現在の貯金を
確認している
✓ 近いうちに必要なお金を
分けている
✓ 余裕資金から
投資額を考えている
✓ 購入する商品を
理解する準備ができている
すべてを完璧に
理解している必要はありません。
分からない項目があれば、
先に確認してから
次へ進めば大丈夫です。
まとめ|NISAはメリットとデメリットの両方を理解しよう
今回は、
NISAのメリット・デメリットを
初心者向けに解説しました。
この記事のまとめ
✓ 投資利益を
一定条件で非課税にできる
✓ 非課税保有期間は無期限
✓ 2つの投資枠を併用できる
✓ 売却後に総枠を再利用できる
✓ 長期的な資産形成に
活用しやすい
✓ 元本保証ではない
✓ 損失が出る可能性がある
✓ NISAの損失は
損益通算できない
✓ 損失の繰越控除もできない
✓ 商品選びは
自分で考える必要がある
NISAには、
税制上のメリットがあります。
一方で、
投資そのもののリスクまで
なくなるわけではありません。
大切なのは、
「NISAだから始める」
のではなく、
自分が投資できる状態か
を確認することです。
生活費や貯金、
近いうちに必要なお金を
確認します。
そのうえで、
余裕資金から
無理のない投資額を考えましょう。
次に迷いやすいのが、
「NISAはいくらから始める?」
という金額の問題です。
次の記事では、
NISAの投資額について
初心者向けに詳しく解説します。
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参考文献
- 金融庁|NISA特設ウェブサイト
確認日:2026年9月9日 - 金融庁|NISA早わかりガイドブック
確認日:2026年9月9日 - 国税庁|No.1535 NISA制度
確認日:2026年9月9日 - 国税庁|株式・配当・利子と税
確認日:2026年9月9日









