副業の経費はどこまでOK?会社員が知っておきたい必要経費をわかりやすく解説

副業 経費について調べていると、「どこまでが経費になるのか分からない」「これって申告して大丈夫なのか不安」と感じる人は多いのではないでしょうか。

 

特に会社員として副業を始めたばかりの方は、パソコン代やスマホ代、通信費など、日常でも使っているものをどこまで経費にしていいのか判断に迷いやすいポイントです。

 

さらに、「仕事のために使ったつもりでも、本当に経費として認められるのか」「後から否認されたらどうしよう」といった不安から、申告自体に自信が持てないケースも少なくありません。

 

実は、副業の経費で大切なのは“何を買ったか”ではなく、その支出が副業で収入を得るために必要だったかどうかという考え方です。

 

この記事では、必要経費の基本的な考え方から、パソコン・スマホ・通信費・家賃などの判断が難しい費用、さらに迷ったときの考え方まで、初心者でも理解できるように順番に解説していきます。

 

読み終えるころには、「これは経費にできるのか?」というモヤモヤが整理され、自分で判断するための基準が身につくはずです。

 

最初に覚えたいこと

副業の経費を考えるときは、

「そのお金は、副業で収入を得るために必要だった?」

という視点が基本になります。

副業をしているからといって、普段の買い物を何でも経費にできるわけではありません。

 

たとえば、ブログ副業のために契約したレンタルサーバーと、休日に友人と食べたランチでは、お金を使った目的が違います。

 

大切なのは、「お金を払ったかどうか」ではなく、「副業との関係を説明できるか」です。

 

この記事では、必要経費の意味から、パソコン・スマホ・通信費・家賃などの迷いやすい費用、記録の残し方まで順番に解説します。

 

税金の専門用語が出てきたときも、その都度できるだけ簡単に説明します。

 

Contents
  1. 副業の必要経費とは?
  2. 副業で使ったお金なら何でも経費になる?
  3. 副業で経費として考えられるもの
  4. 経費になるか迷ったら「仕事との関係」を確認する
  5. 仕事とプライベートの両方で使うものはどうする?
  6. パソコンを買ったら全額経費にできる?
  7. カフェ代・食事代・洋服代は経費になる?
  8. 副業の経費は日頃から記録しておこう
  9. 領収書や帳簿は何年間保存する?
  10. 副業のお金は「収入」と「経費」を一緒に管理する
  11. 副業のお金の管理が大変なら会計ソフトも選択肢
  12. 副業の経費で初心者が間違えやすいポイント
  13. 副業の経費についてよくある質問(FAQ)
  14. まとめ|副業の経費は「仕事との関係」で考えよう
  15. あわせて読みたい
  16. 副業のお金を整理したい方へ
  17. 📘エン太の副業のすゝめ【無料配布中】

副業の必要経費とは?

まず、「必要経費」が何なのか確認しましょう。

 

「必要経費」ってなに?

必要経費とは、簡単にいうと「収入を得るために必要だった費用」です。

税金を計算するときは、一定の所得について、収入から必要経費を差し引いて所得を計算します。

 

たとえば、副業で30万円の収入があったとします。

 

その副業をするために、必要経費として認められる費用を10万円使っていたとしましょう。

 

計算してみると

副業の収入:30万円

必要経費:10万円

30万円 − 10万円 = 所得20万円

 

この例では、30万円そのものが所得になるわけではありません。

 

必要経費10万円を差し引いた20万円が所得になります。

 

 

まずは3つを分けよう

収入
→ 副業で入ってきたお金

必要経費
→ 収入を得るために必要だった費用

所得
→ 収入から必要経費を差し引いた金額

 

前の記事で説明した「副業の20万円」を考えるときにも、この違いが重要になります。

 

 

副業で使ったお金なら何でも経費になる?

ここは特に間違えやすいところです。

 

「副業をしている=自分が払ったお金を何でも経費にできる」

 

というわけではありません。

 

国税庁では、必要経費について、収入を得るために直接必要だった費用や、その年に発生した業務上の費用などを挙げています。

 

反対に、個人的な生活のために使ったお金は、原則として必要経費にはなりません。

 

たとえば……

副業を始めたから新しい服を買った。

副業を頑張ったご褒美に外食した。

副業をしている部屋でテレビを見ている。

こうした理由だけで、個人的な支出をすべて必要経費にできるわけではありません。

 

一方で、副業の仕事をするために直接必要だった支出なら、必要経費として考えられるものがあります。

 

つまり、経費を考えるときは、

 

「これは仕事に使った?」

 

だけでは少し足りません。

 

「副業の収入を得るために、なぜ必要だったのか説明できる?」

 

まで考えてみましょう。

 

副業で経費として考えられるもの

では、具体的にはどのような費用があるのでしょうか。

 

必要経費になるものは、副業の内容によって変わります。

 

たとえばブログ副業と、ハンドメイド販売では、仕事に必要なものが違います。

 

そのため、次の一覧も「払ったら必ず経費になるリスト」ではありません。

 

自分の副業との関係を考えるための例として見てください。

 

費用副業との関係の例
レンタルサーバー代副業ブログやWebサイトの運営
ドメイン代副業サイトの運営
有料ツール記事制作・画像制作・業務管理など
書籍・資料仕事に直接必要な知識や資料
通信費副業で使用するインターネットや電話など
交通費副業の仕事に必要な移動
消耗品副業で使用する文房具など

 

 

「この表にある=必ず経費」ではありません

同じパソコン代や通信費でも、使い方によって判断は変わります。

何の副業をしていて、その支出が仕事とどう関係しているのかを確認することが大切です。

 

ブログ副業ならどんな経費が考えられる?

たとえば、副業としてブログを運営しているケースを考えてみましょう。

 

ブログを公開するためのレンタルサーバー代やドメイン代は、ブログ運営との関係が比較的分かりやすい費用です。

 

記事を書くために有料ツールを契約したり、ブログ運営に必要な資料を購入したりする場合もあるでしょう。

 

ブログ副業の例

  • レンタルサーバー代
  • ドメイン代
  • ブログ運営用ツール
  • 記事制作に必要な資料
  • 画像制作などに使用するサービス

 

ただし、同じサービスでも仕事以外に使っている場合や、副業との関係がほとんどない場合は考え方が変わります。

 

Webライターならどんな経費が考えられる?

Webライターなら、記事を書くために必要な資料やツールなどが考えられます。

 

取材のために移動したのであれば、その仕事に必要な交通費が関係する場合もあります。

 

重要なのは、職業名だけで判断することではありません。

 

「その収入を得るために必要だった費用なのか」を、一つずつ確認します。

 

経費になるか迷ったら「仕事との関係」を確認する

副業をしていると、経費になるのか迷う支出が必ず出てきます。

 

そんなときは、まず次のように考えてみましょう。

 

経費を考える3つの質問

① 何のために支払った?

② 副業の収入を得ることと関係している?

③ あとから「なぜ必要だったか」を説明できる?

 

 

たとえば、ブログを書くためだけに購入した専門書なら、仕事との関係を説明しやすいでしょう。

 

一方で、普段の生活でも読んでいる雑誌を「副業にも少し使ったから」という理由だけで全額必要経費にできるとは限りません。

 

経費について迷ったときは、「副業をしていなかったとしても、このお金を同じように使っていた?」と考えてみるのも一つの方法です。

 

そして、スマホ代や自宅のインターネット代、家賃のように仕事と私生活の両方に関係する費用は、さらに考え方が少し変わります。

 

次は、この「仕事でも使うし、普段の生活でも使う」という支出をどう考えるのか、具体例を使って説明します。

 

仕事とプライベートの両方で使うものはどうする?

副業の経費で特に迷いやすいのが、仕事とプライベートの両方で使っているものです。

 

たとえば、次のようなものがあります。

 

  • スマートフォン
  • 自宅のインターネット
  • 電気代
  • 自宅の家賃
  • パソコン

 

会社員が自宅で副業をしている場合、こうした費用は普段の生活でも使っていることが多いでしょう。

 

では、副業にも使っていれば、支払った金額をすべて必要経費にできるのでしょうか。

 

基本的には、仕事で使った部分とプライベートで使った部分を分けて考えます。

 

「家事関連費」ってなに?

仕事とプライベートの両方に関係している費用のことを、税金の話では「家事関連費」と呼びます。

たとえば、自宅兼仕事場の家賃や水道光熱費などが該当する場合があります。

このうち、仕事に必要だったことを明確に分けられる部分について、必要経費として考えます。

 

言葉だけだと少し難しいので、スマートフォンを例にしてみましょう。

 

スマホ代を例に考えてみよう

毎月のスマホ代が1万円だったとします。

 

しかし、そのスマホを副業だけに使っているわけではなく、家族や友人との連絡、SNS、動画視聴などにも使っているとします。

 

この場合、

 

1万円払った

副業でもスマホを使った

だから1万円すべて経費

 

と単純に考えるのは適切ではありません。

 

仕事で使った部分と、私生活で使った部分を分けて考える必要があります。

 

 

考え方はシンプル

仕事で使った部分

プライベートで使った部分

仕事で使った部分を合理的に分けて考える

 

このように、仕事とプライベートが混ざっている費用を、一定の基準で分けることを「家事按分(かじあんぶん)」と呼ぶことがあります。

 

「家事按分」ってなに?

簡単にいうと、仕事とプライベートの両方で使っている費用を、それぞれの使用割合などに応じて分ける考え方です。

「半分くらい仕事で使っている気がする」と何となく決めるのではなく、使用時間や使用面積など、説明できる基準で考えることが大切です。

 

自宅の家賃はどう考える?

自宅でブログを書いたり、Webライターの仕事をしたりしている人なら、

 

「家賃も経費にできるの?」

 

と疑問に思うかもしれません。

 

自宅は基本的に生活するための場所です。

 

そのため、副業をしているという理由だけで家賃の全額を必要経費にできるわけではありません。

 

一方で、自宅の一部を仕事のために使用していて、仕事で使用している部分を合理的に区分できる場合は、その部分について必要経費として考えられることがあります。

 

たとえば、考え方の一つとして仕事に使っている床面積などを基準に分ける方法があります。

 

「自宅で副業している=家賃を自由に経費にできる」ではありません

仕事で使用している範囲をどのような基準で分けたのか、説明できることが重要です。

 

インターネット代や電気代も同じ考え方

自宅のインターネットや電気も、仕事だけではなく普段の生活で使うことがあります。

 

そのため、仕事と私生活の両方で使っている場合は、家賃と同じように仕事に関係する部分を分けて考えることが基本です。

 

国税庁でも、家事関連費については、取引の記録などに基づいて業務上必要だった部分を明確に区分できる場合、その区分した金額が必要経費になると説明しています。

 

ここまでを整理すると

スマホ・家賃・通信費などは、

「副業にも使っているから全部経費」

ではなく、

「仕事で使った部分はどこまで?」

と考えることがポイントです。

 

パソコンを買ったら全額経費にできる?

副業を始めると、パソコンを購入する人もいるでしょう。

 

ブログ、Webライティング、動画編集、画像制作など、パソコンを使う副業はたくさんあります。

 

では、副業用に15万円のパソコンを買ったら、その年に15万円すべてを必要経費として差し引けるのでしょうか。

 

ここでは、もう一つ知っておきたいルールがあります。

 

パソコンなど、長い期間使用する一定の資産は、購入金額などによって買った年に全額を必要経費にするのではなく、複数年に分けて必要経費にする場合があります。

 

「減価償却」ってなに?

パソコンなど、長い期間使うものの購入費用を、一定のルールに沿って何年かに分けて必要経費にしていく仕組みです。

「高いものを買ったら、その年に全部経費」とは限らない、と覚えておきましょう。

 

 

国税庁では、使用可能期間が1年未満のもの、または取得価額が10万円未満のものについては、原則として業務に使用した年に全額を必要経費とする扱いを示しています。

 

一方、10万円以上の資産については、金額や条件によって扱いが変わります。

 

取得価額基本的な考え方
10万円未満原則、その年に全額を必要経費にできる
10万円以上20万円未満一定の要件で3年間に分ける方法もある
それ以上減価償却などのルールを確認する

 

金額だけで自己判断しない

減価償却には複数のルールや特例があります。

申告方法や条件によって扱いが異なる場合があるため、実際に高額なパソコンや機材を購入したときは、国税庁の最新情報や税務署・税理士などに確認しましょう。

 

仕事と私生活の両方で使うパソコンは?

ここでも、先ほど説明した考え方が出てきます。

 

パソコンそのものが副業に必要だったとしても、プライベートでも使用しているなら、仕事で使用している部分について考える必要があります。

 

つまり、

 

「パソコンだから経費」

 

ではありません。

 

何のために購入し、どのように使用しているのかが重要です。

 

経費は「商品名」だけでは決まらない

パソコン

スマートフォン

インターネット

家賃

どれも、名前を見ただけで「経費になる・ならない」と決めるものではありません。

副業との関係と実際の使い方を確認しましょう。

 

カフェ代・食事代・洋服代は経費になる?

ここまで読むと、

 

「仕事に少しでも関係していれば経費にできるのでは?」

 

と思うかもしれません。

 

しかし、日常生活でも普通に使うお金については、特に慎重に考える必要があります。

 

カフェで副業したときの飲食代

たとえば、カフェでパソコンを開いてブログを書いたとします。

 

だからといって、そこで支払った飲食代が自動的にすべて必要経費になるわけではありません。

 

単なる個人的な飲食なのか、業務上必要だった支出なのかによって考え方が変わります。

 

「カフェで仕事をした」という事実だけで判断するのではなく、その支出が副業の収入を得るためにどう必要だったのかを確認することが大切です。

 

副業のために買った洋服は?

会社員の仕事でも副業でも使える普通の洋服は、生活のための支出という性質があります。

 

「副業の打ち合わせに着ていった」という理由だけで、一般的な洋服代をそのまま必要経費として考えるのは注意が必要です。

 

避けたい考え方

副業中に使った

副業に少し関係した

全部経費にする

 

まず確認したい考え方

何のために支払った?

副業の収入を得るために必要だった?

仕事と私生活が混ざっていない?

あとから理由を説明できる?

 

経費は、たくさん計上すれば得をするというものではありません。

 

副業に必要だった支出を正しく整理することが大切です。

 

そして、そのためには「何にいくら使ったのか」を後から確認できるように記録を残しておく必要があります。

 

次は、領収書やレシートをどう管理するのか、副業のお金をどう記録していくのかを分かりやすく説明します。

 

副業の経費は日頃から記録しておこう

ここまで、どのようなお金が副業の必要経費として考えられるのかを説明してきました。

 

もう一つ大切なのが、「何に、いつ、いくら使ったのか」を後から確認できるようにしておくことです。

 

たとえば、1月に副業で使った3,000円の支払いを、翌年の確定申告の時期になって思い出そうとしても、

 

「これ、何を買ったんだっけ?」

 

となってしまうかもしれません。

 

数件なら覚えていられても、副業を続けて取引が増えてくると管理はどんどん大変になります。

 

そこで、経費が発生したら後回しにせず、少しずつ記録しておくことが大切です。

 

経費を記録するときの基本

  • いつ使った?
  • いくら使った?
  • どこに支払った?
  • 何のために使った?
  • 副業とどのような関係がある?

 

 

特別に難しいことをする必要はありません。

 

大切なのは、後から見た自分が「この支払いは何だったのか」を確認できる状態にしておくことです。

 

領収書やレシートも整理しておく

副業で何かを購入したら、領収書やレシートを受け取ることがあります。

 

こうした書類も、まとめて整理しておきましょう。

 

たとえば、

 

  • 領収書
  • レシート
  • 請求書
  • 納品書
  • 利用明細

 

など、副業のお金の動きを確認できる書類があります。

 

領収書は何のために残すの?

「いつ・どこで・いくら支払ったのか」など、取引の内容を後から確認するための資料になります。

経費を記録するときは、金額だけではなく、何のために使ったのかも分かるようにしておくと整理しやすくなります。

 

特に、レシートを見ても用途が分かりにくい支払いは、忘れないうちにメモしておくとよいでしょう。

 

たとえば、書籍を購入したなら、

 

「ブログの記事制作に必要な資料として購入」

 

など、仕事との関係を自分で確認できるようにしておきます。

 

クレジットカードや銀行の履歴だけで終わらせない

副業の支払いをクレジットカードや銀行振込で行うこともあるでしょう。

 

履歴が残るため、お金を使ったこと自体は確認しやすくなります。

 

しかし、明細に書かれている会社名や金額だけでは、「何のために支払ったのか」まで分からないことがあります。

 

そのため、取引内容を確認できる請求書や領収書なども、必要に応じて整理しておきましょう。

 

「カードで払ったから大丈夫」で終わらせない

大切なのは、支払った事実だけではなく、取引の内容や副業との関係を後から確認できることです。

 

領収書や帳簿は何年間保存する?

ここは、副業初心者が特に混乱しやすいところです。

 

インターネットで調べると、

 

「5年保存」

「7年保存」

 

など、違う数字を目にすることがあります。

 

これは、所得の種類や書類の種類などによって保存ルールが異なるためです。

 

「帳簿」ってなに?

簡単にいうと、仕事のお金の動きを記録したものです。

売上や必要経費について、日付・取引先・金額などを記録していきます。

 

たとえば、事業所得などを生ずべき業務を行う人には、帳簿への記帳や関係書類の保存に関するルールがあります。

 

国税庁では、収入金額や必要経費を記載した法定帳簿について7年間、一定の帳簿や請求書・領収書などの書類について5年間の保存期間を案内しています。

 

一方、副業が「業務に係る雑所得」に該当する場合には、別のルールがあります。

 

前々年のその業務に係る収入金額が300万円を超える場合は、一定の請求書や領収書などを5年間保存する必要があります。

 

「副業なら全員5年」「全員7年」ではありません

所得区分や収入金額、保存する書類などによってルールが変わります。

自分がどのルールに当てはまるか分からない場合は、国税庁の最新情報や税務署などで確認しましょう。

 

初心者のうちは、保存義務があるかどうかだけを基準にするのではなく、副業のお金を正しく把握するためにも記録を残す習慣をつけておくと安心です。

 

副業のお金は「収入」と「経費」を一緒に管理する

経費だけを記録していても、副業のお金全体は把握できません。

 

副業で大切なのは、

 

いくら入ってきたのか

 

そして、

 

その収入を得るためにいくら使ったのか

 

を一緒に確認することです。

 

たとえば

収入:50万円

必要経費:15万円

所得:35万円

 

収入だけを見ていると、

 

「今年は50万円稼いだ」

 

となります。

 

しかし、所得を確認するためには、必要経費も整理しなければなりません。

 

そのため、普段から収入と支出をセットで記録する習慣をつけておきましょう。

 

副業のお金の管理が大変なら会計ソフトも選択肢

副業を始めたばかりで取引が少ないうちは、自分で記録できる場合もあります。

 

しかし、副業を続けていると、

 

  • 売上が増える
  • 経費の種類が増える
  • 毎月の支払いが増える
  • 領収書や明細が増える

 

といったように、お金の管理が少しずつ複雑になっていきます。

 

そこで、管理の負担を減らす方法の一つが会計ソフトです。

 

「会計ソフト」ってなに?

収入や支出などのお金を記録・整理するためのツールです。

日頃から副業のお金を整理しておくことで、確定申告の時期になってから1年分をまとめて確認する負担を減らしやすくなります。

 

エン太メディアで、副業のお金を管理する選択肢として紹介しているのがfreee会計です。

 

もちろん、副業を始めたら必ず会計ソフトを契約しなければならないわけではありません。

 

取引が少なく、自分で問題なく管理できているなら、まずは収入と支出を記録するところから始めてもいいでしょう。

 

一方で、

 

こんな人は会計ソフトを検討

  • 副業の収入・支出が増えてきた
  • 毎月の経費を整理するのが大変
  • 領収書や取引の管理に時間がかかる
  • 確定申告の準備を効率化したい

 

という段階になったら、会計ソフトを使って管理する方法も検討できます。

 

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副業の収入や必要経費は、確定申告の直前にまとめて整理するより、日頃から記録しておくほうが管理しやすくなります。

副業のお金の管理に手間がかかるようになってきた人は、freee会計も選択肢の一つとして確認してみてください。

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大切なのは、会計ソフトを使うことそのものではありません。

 

「収入はいくら?」「必要経費はいくら?」「所得はいくら?」

 

を自分で確認できる状態を作ることです。

 

日頃から記録しておけば、確定申告の時期になってから慌てて1年分のレシートや明細を探す負担も減らせます。

 

次は、副業の経費について特に間違えやすいポイントを整理し、よくある質問とまとめまで確認していきます。

 

副業の経費で初心者が間違えやすいポイント

副業の経費について基本を理解しても、実際にお金を使うと、

 

「これは経費でいいのかな?」

 

と迷うことがあります。

 

最後に、特に間違えやすいポイントを整理しておきましょう。

 

副業で使ったものを何でも経費にする

最も注意したいのが、「副業中に使った=すべて経費」と考えてしまうことです。

 

たとえば、副業をしている日に食べた昼食や、副業でも着る普段着など、私生活でも普通に使うものがあります。

 

副業に少し関係したという理由だけで、個人的な支出をすべて必要経費にできるわけではありません。

 

間違えやすい考え方

副業中に使った

副業に関係している

全部経費にする

 

まず確認すること

何のために支払った?

副業の収入を得るために必要だった?

仕事と私生活の両方で使っていない?

あとから理由を説明できる?

 

仕事と私生活の両方で使う費用を全額経費にする

スマートフォン、インターネット、自宅の家賃などは、仕事と私生活の両方で使うことがあります。

 

このような費用は、「副業でも使っているから全額経費」と単純に考えないことが大切です。

 

仕事で使用している部分を合理的な基準で分けられるか確認します。

 

迷ったら思い出そう

スマホ代1万円

副業でも私生活でも使用

仕事で使った部分を考える

 

使用時間や使用面積など、何を基準に分けたのか説明できるようにしておくことも大切です。

 

経費にした理由を残していない

経費を記録するときに、金額だけを残して終わりにしてしまうのも注意したいポイントです。

 

数か月後に記録を見返したとき、

 

「この5,000円、何に使ったんだろう?」

 

となってしまう可能性があります。

 

特に、支払先だけでは内容が分かりにくいものは、何のために使ったのかも記録しておきましょう。

 

エン太メモ

副業のお金は、あとでまとめて整理しようとすると想像以上に大変です。

私もブログを運営しているので、サーバー代やドメイン代、ツール代など、少しずつ支払いが増えていきます。

だからこそ、「確定申告の時期になったら考える」のではなく、普段から記録しておくことが大切です。

最初は難しい帳簿を作ろうとせず、まずは「いつ・いくら・何に使ったか」を残すところから始めてみてください。

 

経費を増やせば税金で得をすると思ってしまう

必要経費が増えると、所得の計算上は差し引ける金額が増える場合があります。

 

しかし、だからといって「税金を減らすために、とにかくお金を使おう」と考えるのはおすすめできません。

 

たとえば、税金を少なくしたいという理由だけで、必要のない5万円の商品を購入したとします。

 

経費として扱えるかどうか以前に、手元から5万円が出ていくことに変わりはありません。

 

経費=無料になるわけではありません

必要経費として認められたからといって、使ったお金がそのまま戻ってくるわけではありません。

副業に本当に必要なものかを考えてから、お金を使いましょう。

 

副業の経費についてよくある質問(FAQ)

Q1. 副業用のパソコンは経費になりますか?

副業のために必要なパソコンであれば、必要経費に関係する場合があります。

 

ただし、購入金額や使用状況などによって扱いが変わります。

 

長期間使用する一定の資産は、購入した年に全額を必要経費にするのではなく、減価償却によって複数年に分ける場合があります。

 

また、プライベートでも使用している場合は、仕事で使用する部分についても確認しましょう。

 

Q2. スマホ代は経費になりますか?

副業でスマートフォンを使用している場合、仕事に必要な部分が必要経費に関係することがあります。

 

ただし、私生活でも同じスマートフォンを使っている場合は、全額をそのまま必要経費にできるとは限りません。

 

仕事で使用している割合などを合理的な基準で分けて考えます。

 

Q3. 自宅の家賃は経費になりますか?

自宅で副業をしているという理由だけで、家賃の全額が必要経費になるわけではありません。

 

自宅の一部を業務で使用していて、その部分を合理的な基準で区分できる場合は、仕事に必要な部分が必要経費に関係することがあります。

 

実際の判断が難しい場合は、税務署や税理士などへ確認しましょう。

 

Q4. カフェで副業したらコーヒー代は経費になりますか?

カフェで副業の作業をしたという事実だけで、飲食代が自動的に必要経費になるわけではありません。

 

個人的な飲食なのか、収入を得るために必要な業務上の支出なのかなど、実際の状況から判断する必要があります。

 

「カフェで仕事をしたから必ず経費」とは考えないようにしましょう。

 

Q5. 領収書がないと経費にできませんか?

領収書がないという理由だけで、一律に必要経費として認められないとは限りません。

 

取引によっては、請求書や銀行振込の記録など、支払内容を確認できる資料が残ることもあります。

 

ただし、何に使ったのかを説明できるよう、取引を確認できる資料は日頃から整理しておきましょう。

 

Q6. 副業所得が20万円以下なら経費を記録しなくてもいいですか?

「20万円以下だから何も記録しなくていい」と単純に判断するのはおすすめできません。

 

そもそも所得を確認するには、収入と必要経費を把握する必要があります。

 

また、所得の種類や収入金額などによって記帳・書類保存に関するルールも異なります。

 

まずは、自分の副業でいくら収入があり、いくら必要経費がかかったのかを確認できるようにしておきましょう。

 

まとめ|副業の経費は「仕事との関係」で考えよう

副業の経費について調べると、

 

「パソコンは経費になる」

「スマホ代は経費になる」

「家賃も経費にできる」

 

といった情報を目にすることがあります。

 

しかし、商品や支出の名前だけを見て「経費になる・ならない」と判断するのは適切ではありません。

 

この記事で一番覚えておいてほしいのは、

 

経費を判断するときの基本

その支出は何のため?

副業の収入を得るために必要だった?

私生活でも使っていない?

仕事で使った部分を説明できる?

領収書や記録を残している?

 

という考え方です。

 

そして、副業のお金は確定申告の直前になってから整理するのではなく、日頃から少しずつ記録しておきましょう。

 

収入はいくら?

必要経費はいくら?

所得はいくら?

 

この3つを確認できる状態を作っておけば、副業のお金の流れも分かりやすくなります。

 

税金について迷ったら最新情報を確認しよう

必要経費の扱いは、副業の内容や実際の使用状況、所得区分などによって異なる場合があります。

この記事だけで判断できない支出については、国税庁の最新情報を確認し、必要に応じて税務署や税理士などへ相談してください。

 

あわせて読みたい

 

 

副業のお金を整理したい方へ

副業を続けて収入や必要経費が増えてくると、毎月のお金を自分だけで整理するのが大変になることがあります。

 

そんなときは、会計ソフトを利用して管理する方法もあります。

 

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副業の収入や必要経費は、確定申告の直前にまとめて確認するより、日頃から記録しておくことが大切です。

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